イチロー ファンへの想い~選手とファンの美しい交流~

イチロー

皆さん、こんにちは!

ルーキーです。

今回は、NPB、MLBで様々な金字塔を打ち立ててこられたイチローさんのファンへの想いと名言について考察させていただきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

イチローから見たファンとは?

1.ファンの人たちに見てもらうことが僕たちの仕事です。
背景:シンプルな言葉ですが、イチローさんは「プロは結果を出すだけでなく、お金を払って見に来てくれるファンに価値を提供する存在」という考えを持たれており、手を抜いたプレーや妥協を極端に嫌っていました。根本として、イチローさんはプレーする以前に機会を得る大切さを語られていました。詳細はこちらです。
イチロー 3604試合出場~結果だけでなく、機会を得る大切さ~

2.今日のあの球場に足を運んでいただいたファンの方々には、心からお礼を言いたいです。
背景:2019年3月21日、東京ドームで現役を引退した後の記者会見での言葉です。日本開催の開幕シリーズで、最後まで声援を送り続けてくれたファンへの感謝を真っ先に口にされています。

3.ファンの皆さまを熱狂させるようなプレーができなかったことを後悔として残る。
背景:イチローさんほどの実績を持つ選手でも、引退の際に語られたのはご自身の記録ではなく、もっとファンを喜ばせたかったという想いでした。この言葉からも、最後までファンファーストの姿勢を貫いたイチローさんらしいコメントです。

個人的には、3つ目の言葉が特に刺さりました。日米通算28年間もプレーをしてきて、3604試合、4367本安打、708盗塁と歴史的な記録を残されても、常にファンのことを考え、ファンが喜んでくれるプレーをしたいと考える真のプロ野球選手であると感じました。

また、この言葉から「自分のために働く」のではなく「ファンに価値のあるプレー(喜んでもらえる)を届けたい」という視点を持つことの大切さを教えてくれています。

イチローには日本、世界に多くのファンがいる

イチローさんには、数多くのファンがおり有名人、スポーツ選手、一般の方から結果のみならず努力する姿勢の継続など多くの支持を集めていました。これから、ご存じの方も多いかと思いますが、エイミー・フランツさん(Amy Franz)との心温まるエピソードをご紹介させていただきます。

エイミーさんという名前だけ聞くと、「誰?」と思われるかもしれませんが、「イチメーターを作成した人」と言うとピンとこられる方も多いのではないでしょうか。
アメリカでは、エイミーさんは「Ichimeter Lady」として知られ、イチローさん公認ともいえる伝説のファンです。

エイミーさんは、元々シアトル・マリナーズの熱狂的なファンであり、2001年にイチローさんがMLBに移籍する以前には、ジェイ・ビューナーの大ファンだったそうです。
では、何をきっかけに「Ichimeter」が誕生したのでしょうか?

2004年、イチローさんはジョージ・シスラーのシーズン257安打のMLB記録更新に挑まれていました。そこで、エイミーさんはあと何本で記録を達成するのか球場のみんなと共有したいと考え、手作りの数字ボードを作成しました。ヒットが出るたびに数字を1つずつ手で入れ替えるというもので、これが「Ichimeter」誕生のきっかけとなりました。

他の球場、選手に対しても、ホームランやヒットのカウントをしているシーンは見かけますが、エイミーさんほど有名になった方はそう多くはないかと思います。エイミーさんは、ライトスタンド最前列(イチローさんの守備位置のすぐ後ろ)に座り、イチローさんがヒットを打つ→エイミーさんがIchimeterを更新する→テレビ中継で映されるという流れが毎試合のように放送されていました。

そして、同年イチローさんが262本安打の新記録を達成されるとIchimeterも世界的に有名になり、そのオリジナルのIchimeterはアメリカ野球殿堂に展示されました。

エイミーさんは、シーズンのチケットホルダーで、マリナーズの本拠地シアトルでは、ほぼ毎ホームゲームでライトスタンド最前列に座られていました。その後の行動力もすごいです。2012年にイチローさんが、ヤンキースへ移籍した後も応援をやめませんでした。

自費で飛行機やホテルを手配し、アメリカ全土へ遠征し、Ichimeterを持って応援を続けました。MLB通算3000本安打達成時には、その遠征費を賄うためにクラウドファンディングも実施しています。

そのような熱烈な応援を続けるエイミーさんと応援を受けるイチローさんの関係はとても美しいものでした。私も詳細は知らなかったのですが、イチローさんはエイミーさんからの応援を受け続けても表立って反応することはなかったそうです。もちろん、何年も応援してくれているので存在には気付かれていましたが。

2012年にヤンキースへ電撃移籍した日、試合前の練習で自らエイミーさんの元へ歩み寄り、Ichimeterにサイン、ハイタッチ、記念ボールをプレゼントというサプライズを行いました。実は、約8年間応援を続けて初めて直接言葉を交わした瞬間でした。その時のエイミーさんの心情として、「ずっと見てくれていたんだ」という喜びが溢れ、涙を流したと伝えられています。

他にも自宅にサイン入りバット、スパイク、手紙が届いたりと交流を温めていました。
手紙には、「シアトルでの私のキャリアを、忠実に応援してくれてありがとう。あなたのユニークで変わらぬ応援は、私にとって大きな励みでした」とメッセージが添えられていたそうです。

そして、ファンであれば誰でも感激するエピソードをご紹介させていただきます。2014年、ヤンキースがシアトル遠征をした際、試合前練習中にイチローさんが、「Amy check it out!」と声を掛け、サインボールをプレゼントされています。その日は、エイミーさんの誕生日だったそうです。

「世界的なスーパースターが、一人のファンの誕生日を気にかけていた」というエピソードに多くのファンが感銘を受けました。本当に心温まるエピソードですね。

皆さんも日常生活を送られる中で、応援してくれるファン(家族、友人、同僚)がいらっしゃるのではないでしょうか?冒頭イチローさんの言葉から、「自分のために働く」のではなく「ファンに価値のあるプレー(喜んでもらえる)を届けたい」という視点を持つことをご紹介させていただきました。

直接頑張っている姿を見て応援してもらえると一番のモチベーションになるかと思いますが、直接応援を受けられなくとも、応援してくれているファンのために〇〇を頑張ろうと意識すると、毎日の仕事や家事・育児・勉強にも張りが出てくるのではないでしょうか?応援する、されるってとても嬉しいことですよね。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

次回は、イチローさんのアメリカ殿堂入りと名言について考察させていただきます。

タイトルとURLをコピーしました